PHPを学習するとWebサイトがリッチになる
「PHP」とは、Webサイトに動きを加られるプログラミング言語です。
HTMLやCSSだけのWebページだと、あらかじめ作成したページを決まったとおりに表示させることしかできません。
一方で、PHPを用いたWebサイトでは、ユーザーが入力した数値や文言に対して最適なページをコンピューターが考えて提供できます。
このように、ライブ感のあるシステムを“動的”と言い、HTMLとCSSで土台作りした静的なページに組み合わせると、奥行きのあるWebサイトを作り上げることが可能です。
Webサイト制作においてPHPを学ぶメリット
HTMLとCSSだけを習得すれば、とりあえずWebサイトは作成できます。
しかし、Webサイト制作において、PHPを学ぶ場合のメリットは見過ごせません。
以下のポイントを押さえておくだけで、Webサイト制作においてPHPが需要の高いポジションであると確認していただけます。
簡単な記述でリッチなサイトが作れる
PHPはスクリプト言語に分類されます。
スクリプト言語は習得の難易度が調整された言語の総称で、コンピューターの根本的な原理を理解しなくても動的なサービスを作ることが可能です。
開発環境も無料で簡単に整えられる点が、学習のハードルを良い意味で低くしています。
応用できる技術の範囲が広い
PHPはデータに強いプログラミング言語です。
情報系Webサイトのような比較的受け身なサービスに留まらず、ユーザー参加型の“Webアプリ”の分野でも能力を発揮し、現在も様々な有名サービスを支えています。
PHPで作れるサービス
Webアプリ
PHPで作れる有名なサービスとしてあげられるのが、SNSの「Facebook」やコミュニケーションアプリの「Slack」です。
PHPには導入のコストからは想像できないほど、膨大なユーザー情報や毎日行われる投稿を管理する能力があります。
ECサイト
Amazonや楽天市場で有名なECサイトもPHPの技術を活用すれば作成できます。
“ショッピングカート”の機能は特にPHPの得意分野です。
ECサイトとは少し異なりますが、スキルマーケットサイトの「ココナラ」はPHPをベースに作られています。
オンライン講座
オンライン英会話やプログラミングスクールで展開されているような“オンライン講座”を提供するサイトもPHPで作成できます。
生放送形式のリアルタイム動作に高い適応力を示しており、「Schoo」というオンライン学習コミュニティでも採用されている技術です。
クオリティを高める武器になる
PHPは、静的なWebサイトにショッピングカートや登録フォームなどの動的な要素を加えられます。
最近流行のコミュニケーションツールやオンライン講座もPHPの技術があればサービスとしてすぐに展開可能です。
今後を見据えて幅広いサービスに対応できる技術者になりたければ、ぜひとも注目しておきたい言語なのではないでしょうか。
PHPと併せて、JavaScriptにも注目しておきたいところです。